内視鏡により、排水管内の調査をおこなったところ、原因が判明しました。
勾配不良により、トイレから上流側に逆流した汚物が大量に堆積して閉塞をおこしていました。
この状態を解消する為には、根本的に勾配不良を改善する必要がありますが、共同住宅の2階の為、かなり大がかりな工事が必要となります。
そこで、詰まりの原因となっている床下排水管内の汚物の堆積を回避さえすれば、勾配不良でも管径が75㎜ありますので、洗濯、浴室、洗面の排水のみにすれば、閉塞する可能性はかなり低くなります。
したがって、床排水のトイレを壁排水の別ルートに変更する工事をおこないました。
但し、勾配不良が解消されている訳ではないので、床下排水管の定期的なメンテナンスは必要です。